森の新聞

九州を中心とする農山漁村のニュースともりちの暮らし

2006年12月

蔵肆
年末になり、地方巡業はなんとか終えたものの年内に4500字。年明けにA4換算で10ページくらい抱えてます。よって、31日まで中津江のおうちで原稿書き。でも世間は年末なので、森の新聞もちょっと今年の振り返り。

(写真は、私の新しい学びの場「産直や蔵肆」にて。中央が、私が来年、かぶりつきでいろいろな料理と生活技術を習おうと思っている店主の鶴久ちづ子さんです。この日は店先でたくわんの漬け方を習いました)続きを読む

柚子胡椒先週の話なんですけど、完熟柚子の皮と、赤唐辛子を使った柚子胡椒を、ついに自分で作ってみました。高千穂の甲斐セツ子さんから習った、麹を入れるやり方で。
分量は、柚子皮9に対して、唐辛子、塩、麹は、すべて1。フードプロセッサーも最近買ったし。これは便利ですねー。6000円くらいで、こんなに便利だったら、もっと早く買っておけばよかった。普通に売っている柚子胡椒と違うところは、麹を入れているところ。よってすぐに食べるより寝かせて熟成させたほうがまろやかに、おいしくなります。そこで瓶詰めにはまだせず、現在中津江の台所で熟成中。半年〜1年くらいこのままにしておきます。この時間がまた楽しみなんですよね。来年は、お裾分けできるかもしれません。

食のわらしべ長者
高千穂でこれまで大変お世話になってきた吉村芳子さんが、本日ご逝去されました。写真は、2年前になるでしょうか?高千穂町づくりフォーラムの一環で、みんなで食の調査をしたときのひとこまです。(前列のいちばん右が吉村さん)。このときは「食のわらしべ長者」と題して、班になって、集落をまわり、そこでいただいた食べ物について、話をきき、また次の家に食べ物をもっていって、別の食べ物に換えてもらいながら、話をきき・・という楽しい演習を考えついて、早速やってみたのでした。
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のぶこさん油味噌人生は、習っては作ることの繰り返し。12月4日、森の新聞社の文化事業「暮らしの学校」がスタートしました。味は、いくら聞き取り、書き残しても、作って食べないと伝承されない。そして私たち若い者(のつもり)が、きちんと生活技術を学ばなければということで、独身女性のグループで、各地をたずね歩き、各地の若者とともに、生活技術を学ぶという企画です。
初回の今回は、天岩戸自然学校との共催で、高千穂でフリーペーパー「5(ファイブ)」を作っている20〜30代のヤングに声をかけ、「天岩戸温泉茶屋」のお母さん達に、油みその作り方を習いました。
 油みそは、高千穂の各家庭に伝わる練り味噌で、味噌に、それぞれの家で違う具(この日は、ニンニク、干し椎茸、にんじん、ニラ)を炒めたものを加えて練り上げます。今回は工藤のぶこさんのお宅の味噌をならいました。

そのあと、一緒につくっていただいた、懐かしの料理「どぶだご汁」とともに、油味噌を塗ったおにぎりを味わいながら、食談義をしました。続きを読む

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