森の新聞

九州を中心とする農山漁村のニュースともりちの暮らし

2008年04月

桜餅できたばかりの桜の塩漬けを使って、はじめての関東風桜餅を。あずきをゆで、深夜までこしあんを練り、朝起きてから、皮を焼きました。皮は、薄力粉と白玉粉、そして桜の花の塩漬けを塩抜きして刻んだものが入っています。クレープ風の生地が焼き上がったら、あら熱をとって、あんこにくるりとまきつけます。続きを読む

桜の花の塩漬け今年も作りました。桜の花の塩漬け。美しい、色と香りがたまりません。塩で下漬けし、水が上がってきたら、花を絞り、そのあと、白梅酢を加えて、1週間つけこみます。あまり、たくさんの花のつぼみととると、桜がかわいそうなので、今年はこれだけ。でも桜餅2、3回分はありますね。

かるい岩屋の茶堂の前には、みなさんが背負ってきたかるいが並んでいました。「かるい」は、宮崎県北独特の竹の背負いカゴです。高千穂、日之影に行くと、道行く人々はみな、これを背負っていて、畑にも、納屋にもいろんな大きさのかるいがあります。今、私がいちばんほしいもののひとつ。今、日之影の職人さんにお願いして作ってもらっています。自分のかるいを背負って、高千穂の仲良しのみなさんと畑に行くのが、今の私のゆめ。耕して、お弁当のおにぎりを食べたい。続きを読む

うたう平井くん新しく、こびる研究会のメンバーになった平井邦幸さん。半年ほど前、高千穂のお嫁さんをもらって、岩手県の紫波町から移住しました。平井さんはミュージシャンで、いつもギターを持っています。そして、『歌って』というと、歌ってくれます。彼の背後には、フォトグラファーで、芸能プロダクション(藤プロ)もやっている藤木テツローさん(寿司も握れます)がいて、彼が密かに、今日の茶堂ライブをたくらみ、ギターを持ってくるように言ったらしい。やるなあ。藤プロ。たくさん、もうけておくれよ。
『お接待のお礼に、一曲奉納します』と平井さんが言い、茶堂ライブがはじまりました。続きを読む

のぼり宮崎県高千穂町。たくさんの神様、たくさんの仏様と暮らす町。野仏信仰が、弘法信仰とも結びつき、今も手厚く、たくさんの地蔵様、仏様がお祭りされています。今日は年3回のお大師さんのお祭り日(旧暦1、3、7月の各21日)。こびる研究会のみんなででかけました。快晴です。

お接待私が最初にお参りしたのは、岩戸五ケ村の茶堂。茶堂とは、大師堂のことで、お遍路さんの休憩所をかねています。お祭りの日は、ここでお接待がうけられます。ぞろぞろ10人で訪れたら、ささっと、こんなおいしそうなお接待を出してくれました。続きを読む

干しかご高千穂の加工グループ梅の実会さんを訪れたとき蒸し上がったお団子が入れてあったのが、この干しかご。森の新聞社の加工部門「森の加工室」では、これからの季節、九州の太陽を味方にあらゆる干し物をつくっていかねばならない。これは便利!と友人の雅竹さんに相談すると「あるよ」と早速売ってくれました。竹細工職人さんや竹製品の問屋さんが近くにいると本当にありがたいものですね。
太陽をいっぱい浴びておいしくなあれ!

お大師さんお接待
高千穂の若者とお父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんがみんなで取り組んでいる「こびる」研究会。農林水産省の助成を受けた「食育モデル事業」の報告も無事に終わり、いよいよ20年度第2シーズンのスタートです。
まずは、4月26日。高千穂の20代〜30代の仲間たちを中心に、高千穂で受け継がれてきた「お大師さん」祭りの、茶堂をまわり、「こびる」の原点を見つめます。もちろん、お参りした後は、ありがたくお接待のお団子などもいただきましょう。
町外の方も森の新聞にメールいただければ、参加できますので、参加希望者は、25日(金)までに右の「もりちへのメール」をクリックしてお申し込みください。
以下は、事務局工藤久生さんからの連絡です。続きを読む

ピールばら
4月13日まで、「食卓の向こう側プラス」に、ごく少量置いてもらっている「みかんのピール」袋詰め前の画像がこれです。
うちの庭にあるいろんなかんきつ類、文旦、レモン、ダイダイなどを使って手作業でつくりました。農薬をつかってないから皮も安心して食べられます。とても風味豊かな皮を捨てるのが、もったいないという気持ちから生まれました。

昨年から試作を重ねてきた自社ブランド(といってもくどいが、私ひとりのブランド)「農家の庭先」の第一弾商品なのです。これを作るまでには紆余曲折あったんだけど、作った結果、売りたくなくなってしまいました。なぜかというと…
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農家の庭先シリーズ
食卓の向こう側プラス(福岡市天神イムズ5階)には、森の新聞社グループの、森の加工室(もりちが兼務・ということは、こちらも社員1名)のオリジナル商品も置いております。写真は、北海道佐呂間産の「かぼちゃフレーク」と、鳥取県日南町に行ったときに、飲んでおいしかったので買い付けてきた「あけび茶」。あけび茶のほうは、なかなかおいしさが伝わらないのですが、ふんわり花のような甘い香りがし、リラックスして、心を落ち着ける効果があります。
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fta













国内FTA商品とは?
● 海外に依存せず、国内の地域間で、ほしいけど足りないものを補い合おう。
● 値段は、市場原理や全国基準ではなく、地域間で決めよう。
● 日本の北と南、産地と産地で、交流だけではなく、交易をしよう。

 FTAは、Free Trade Agreement自由貿易協定であると同時に、F(ふるさとの)T(食べもの)A(合わせてみよう)の略でもあります。
 風土の違いで、ほしくても、とれないものがある半面、とれすぎて余っているものや、捨てているものがある。
これらを産地間で融通し合うのです。地域間の食材の組み合わせで、新しい加工品ができるかもしれません。
産地と産地、生産者と生産者がつながり、消費者が「買う」という一票を投じれば、心ある生産者のいいものが、適正な価格で手に入る。
 よりよき消費行動で社会を変える。あなたも、この国内FTAに参加してください。

(パネル制作は、デザイナーの吉本テツヤさん)
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シングアウトイムズ
去る3月29日(土)日南市酒谷のコーラスグループシングアウトキッズのみんなが、天神イムズ5F「食卓の向こう側プラス」でのインストアライブのためにはるばる来てくれました。当日は朝5時半に日南を出発し、イムズに着いたのは10時半。それから、リハーサルをこなし、本番。好評につき、追加公演も頼んで2ステージ。その後RKBラジオにも出演して、日南についたのは夜0時だったそうです。
強行軍にもかかわらず、こどもたちはみんな元気!澄んだ歌声を、天神のまんなかに響かせてくれましたよ。
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