2005年10月15日

室戸岬で海の語り部の話を聞く(もりちの土佐日記10月15日)

27be6f22.jpg土佐が私を呼んでいる。先月取材で訪れてから、すっかり気に入ってしまった高知。マイルがギリギリで貯まったので、取材で友達になった「くろしお地域研究所」の土居くんが主催する「室戸の人々との交流会」に参加すべく、高知に飛んだのでした。

(写真は、海の語り部・室戸市の山田勝利さん。南氷洋から北洋までクジラ、マグロを追い続けた海の男。山田さんの話を聞けただけでも、来た甲斐がありました)


会場は、国立室戸少年自然の家。まずは、ここで、海の語り部・室戸市の山田勝利さんの話を聞きました。山田さんは南氷洋から北洋までクジラ、マグロを追い続けた海の男。鯨とりの砲手であり、遠洋マグロの漁労長も務めたすごい人。過酷を極めるマグロ漁の話、サメに噛まれた仲間を船上で手当した話、そしてSOSの信号を受け、自らの船の遭難を覚悟で救助に向かう話など。手に汗握るエピソードが出るわ、出るわ。最も長い漁では、4年間、室戸に戻らなかったこともあるという山田さんの、海の日常は、私たちの常識を遙かに越えたものでした。
「室戸の、神輿洗いの神事をする場所は、サーファーが波待ちする場所。パドリングして海に向かっていく若者を見よったら、『人間は海に戻ろうとしているんやないかなあ』と思う。あのサーファーの若者たちの遺伝子にも海の記憶があるんやないか。やっぱり人は海に帰っていくと思う」と山田さん。
そう、宗像人である私も、海から来たから。山田さんの言わんとされることがなんとなくわかるような気がしました。


morichi2005 at 06:00│clip!森の生活 | 海の新聞