b0a40834.jpg暮らしの学校の現地スタッフとの打ち合わせ&予行練習のため、1月末に、高千穂にて、「暮らしの学校(劇団ひとりバージョン)」を行ってきました。今回は、高千穂町岩戸の甲斐セツ子さん宅におじゃまし、泊まり込みで、魚寿司の特訓。っていうか、魚寿司たるもの、前日に、魚を開いて、塩をし、酢で締めて次の日につくるという行程が必要なため「泊まり込みできたらいいが」とお母さんに言っていただいたんです。

※写真はお母さんに、魚寿司の酢飯の握り方をならっている独身女性。
魚寿司3
魚寿司4


魚寿司は、高千穂、および日向地方で作られる郷土料理で、お祭りやおもてなしの時のおごちそう。山間部の高千穂でなぜ、魚寿司?と思う方もおられると思いますが、それゆえに、ごちそうであり、また酢でしめた魚、寿司は日持ちのする保存食だったのでしょう。高千穂では、アジで作ることが多いようです。

私は、セツ子さんの魚寿司を何度となく食べさせていただく機会があり、そのおいしさに、ずっと憧れていました。そして「私もこのお寿司が作りたい」と思うようになりました。実家のある宗像市(旧玄海町)には、おいしいアジがたくさんあるからです。
セツ子さんのおうちには、これまでに2度ほど泊めていただいており、いつもおじゃましており…。なので、今回もお母さんは快く、教えてくださいました。

実際に、一緒に台所に立って作ってみると、分量の書いてあるレシピ本では決してわからない、技の数々、コツの数々がわかります。それから、時間の使い方、段取りなども、長い時間一緒に過ごさないとわからないものだということもわかりました。段取りは、料理の味を大きく左右するものです。

お母さんの若い頃の話、仕事のために免許を取り、免許とりたてなのに、山の中をどんどん車で回らねばならなかった頃の話、若い頃から男性に混じって、地域の普請(共同作業)に出ており、そのころ、男たちが遊びでたしなんでいた弓を「おもしろそうだな」と見ていたことがきっかけとなって、65歳で弓道をはじめたこと、1日も欠かさず、お父さんの送り迎えをしたことなどなど、お母さんの話を聞きながらの料理は、人の経験こそが味をつくっていくということを、肌で感じることにもなりました。

魚寿司の他にも、かきもち、ぼんたんずけ、キンカンの甘煮、ニガウリの佃煮、などなどいろいろ習いました。

暮らしの学校は楽しいですよ。ひとりでこれだけ楽しくて、感動的なのだから、みんなで学べばもっと楽しい。

2月11日の暮らしの学校in高千穂・女の修学旅行。まだまだ申し込み受付中です。
学生料金(料理講習1000円・宿泊6000円)も設定されました。高千穂の、ナウなヤングとともに、申し込みをお待ちしております。