ペルー1ソファの上のこの巨大な物体・・・・これはペルーの凧。
そう、ペルーにも凧上げの習慣があります。
特に、8月は風が強いので(首都のリマはこの時期が冬)「凧の月間」だそうで、甥の学校では凧上げ大会が行われました。
ペルーたこ
「凧を作って持って行かないと・・」学校から戻った甥がそうつぶやくと、それを聞きつけた義父、義兄と夫が、「そうか!じゃあ作ろう!!!俺は凧づくり名人だったんだぞ!」とそれぞれ叫び、さっそく準備を始めました。

まずは材料探し。親戚の家の庭から木を切ってきます。
サトウキビの仲間と聞きましたが、細い竹に似たもので、中が空洞でとても軽く、凧にはぴったり。ここでも、かつての凧づくりの自称巨匠たちが、「この太さ、この長さがいい」「いやこっち」などと熱心に素材選び。

次に骨組みづくり。6人用のダイニングテーブル一杯の大きさ・・。小学生の頃に、細ーい竹ひごで凧を作った身としては、「こんなの飛ぶの?」最後に、薄い紙でデコレーション。色使いやフリンジがペルー
風。巨匠たちは、2日がかりの作業が無事終了してほっと一安心。

宿題を課された当人は、作業も見ずに部屋でパソコン。こんなもんなんでしょう・・。

凧上げ大会の結果は2位。一等の凧を見せてもらうと、甥の凧の半分のサイズ。巨匠たちの意気込みが裏目に出たのでは・・。と思いましたが、目をきらきらさせ凧づくりをしていた、かつての少年たちに敬意を表して、「倍の大きさで2位なんてすごい!おめでとう!」とお祝いしました。

みなさん今年は凧上げされましたか?