餃子
高千穂の手打ちうどんを作る地粉で、餃子をつくったら、さぞおいしかろうと思う今日このごろ。
冷凍ギョーザの向こう側

 「表示をよく見て買わないからよ」と食べ物に気を使う友人たち。お母さんと一緒におせちを作る小学生は「餃子くらい作ればいいのにね」と言った。そう、作って食べるのがいちばんいい。
 しかし冷凍ギョーザを買う人々のすべてが食に無頓着とはいえない。「子どものお弁当に一品足りない時のために。生協のなら大丈夫と思って」と栄養士をしている友人。「夜遅くに帰宅して、ギョーザにビールで一息つきたいときもある。冷凍食品はそんな僕の味方でした」と、単身赴任の友人。二人とも、こどもの健康を祈り、真面目に働く人の親である。
 ならば中国が悪いのか?今回問題になった生協のギョーザは40個298円。一個あたり7円45銭。原価はさらに安い。なぜこの値段でギョーザができるのか。ちなみに工場で働く出稼ぎ農民工の賃金は、月15,000円だという。
 中国の食材がコンビニや外食チェーンだけでなく、給食にまで使われているという現実。流通経路が明らかになった今、原因究明だけでなく、ギョーザの向こう側を見つめたい。「お弁当大好き!」のうたい文句に惑わされず、安売り合戦に巻き込まれないために。

(西日本新聞夕刊2月5日号「潮風」に掲載)